社会に出て最初の職場を1年未満でやめて以来、数々の職場を転々としてきました。現在はフリーランスで自宅で仕事をしています。
あまり正社員にはこだわっておらず、最後の方はむしろ正社員じゃない方が私にはあっていると思っていました。
今年で社会に出て24……25年……になるのかな?
四半世紀かけて数々の職場を渡り歩いてきたことで見えてきた、私の仕事選びの基準などを紹介してみようと思います。
第1回目(あら!シリーズ化?)の今回は、接客業の仕事選びについてです。
接客業の選び方!商品よりも客層をチェックしよう
ここで紹介する内容はあくまでも私が経験したことや、私自身が聴いたことから学んだ基準なので、全ての方に当てはまるわけではありません。気楽な気持ちで、「わかる!わかる!」「え?そうかな?」など暇つぶし程度にご覧いただけるとありがたいです。
接客業なら取り扱い商品ではなく客層をチェックすべし!
これまでに経験した仕事の中に、販売員やサービス業などの接客業も数多くありました。
最初の頃は、取り扱う商品やサービス内容が好きかどうかを重視して仕事を選んでいましたが、最終的にたどり着いた結論は、「取り扱う商品やサービス内容ではなく、客層で選ぶ方がトラブルが少なくストレスなく働ける」ということでした。
私が最後に経験した接客業は、とあるショップの販売員でした。マダム御用達のブランドだったので、メインのお客様は上品なマダムが多かったです。
また、そのブランドが展開する若い方向けのラインも、比較的上品な好みの方が選ぶブランドだったので、気性の激しい(?)お客様に当たったことはありませんでした。
ごくまれに自分用ではなくプレゼントを買いに来られる方で、言い掛かりのようなクレームを付ける方がいらっしゃいましたが、全体的にクレームの数は少なかったです。この経験から「接客の仕事を選ぶなら、商品ではなく客層で選ぶべきだな」と強く実感しました。
それ以降、接客業にはついていませんが、今後また接客業を選ぶことになった場合、客層を重視して仕事を選ぶと思います。
クレームが少ない客層を狙え!
これは知人から聞いた話なのですが、その知人と私は某コールセンターの同僚でした。そのコールセンターのお客様は、20代~50代、男性の割合が多めでした。
繋がりにくかったこともあり、電話をとったとたん「つながらないじゃないか!こっちは仕事中に何度もかけてるんだよ!!」などと怒鳴られることもありました。
ある日、同僚が声を潜めて打ち明けてきました。「いい仕事を見つけたんだ」と。
仕事内容は同じくコールセンターでしたが、メインのお客様は女子学生が多いとのこと。すでに走り出しているコールセンターでしたが、これまでもクレームや電話越しに怒鳴られることは全くないという説明だったそう。
ほどなくして同僚は、幸せそうに転職していきました。ちなみに、コールセンターが混み合うのは「事情」があってのことなので(笑)、一定期間が過ぎて電話の数が落ち着くと怒鳴られることもなくなり、平穏な日々がやってきました。
忙しい日々がもっと長く続いたら私も転職したかもしれませんが、結局が事業縮小されるまでそちらでお世話になりました(笑)。
小耳に挟んだ話だと………
これは、私が実際に知人から聞いた話です。特定の職種を書いてしまうと、今働いていらっしゃる方から「そんなことない!」とおしかりを受けるかもしれません。
もちろん、すべての方に当てはまるとは思っていません。随分昔の話ですし、時代も変わったでしょう。ただ、実際にこういったことがあったんだな、と事実として聞き流していただければと思います。
ある日、短期の職場で出会った方が私にこうささやきました。「携帯ショップでだけは、二度と働きたくない」と。
携帯ショップ、今なら「スマホ」ですね。キッズスマホなども含めると、ほとんどの国民が持っているのではないかと思うほどの普及率です。ということは………ほとんどの国民がお客様として来店される可能性があると言うことです。
私が話を聞いたSさんは、大企業がある街のショップで働いていました。Sさんいわく、地域柄、頭が切れて理詰めで攻めてくるお客さんが多かったとのこと。
例えば携帯ショップの決まりで、不具合が起こった場合でも出来る保証は限られてきます。私自身、初期不良の携帯を新品に交換してもらえなかったことは根に持っています。d社め~。
でも、それはショップ店員に言ってもどうしようもないこと。それなのに、Sさんが働くショップでは、こんなお客様が多かったとのことです。
「うん、わかった。会社としての対応はわかった。(ちらりと名札を見て)じゃあさ、会社としては無理でも、Sさん的にはどんな対応をしてくれるの?」と声を荒げるわけでもなく、延々と、長い方だと2~3時間問い詰めてきたとのことです。
私「え?それってどう対応するの?」
S「ひたすら謝る。向こうが店を出て行くまで、ひたすら話を聞いて謝る。できる対応は○○でございますって、ひたすら言い続ける」とのこと。
他にも、ある日お客様が怒りのあまり携帯を至近距離から投げつけたため、おでこから流出したスタッフもいたのだとか。
また、その携帯ショップでは女性が店長をされていたそうなのですが、会社としての対応(接客に不備があったわけではない)にキレたお客様が、「もういい、こんな携帯要らない」と投げ捨てて帰ろうとされたのだとか。
店長はとっさに携帯を拾い上げ、店を出ていくお客様を走って追いかけて、発車した車のほんの少し開いていた窓から携帯を投げ入れたとのこと。
私「えっ?どゆこと?」
S「そういう理由で、お客様の携帯を預かることはできないから」
Sさんが働いていたショップが独特だったのかもしれませんが、このときに「私には携帯ショップは絶対につとまらない」と実感しました。
そして、客層って大事………という考えた芽生えたのも、この頃からだったような気がします。
携帯関連って規約が頻繁に変わるようなイメージもあるし、そのたびに覚えることが沢山で、客層以前の問題で私には無理なのですが。
悪い人ばかりじゃないけど客層は大事
接客業をしていると、本当に色んな方と出会います。中には、自分の中の常識をはるかに超えた驚きの要求をしてくる方も。
悪いのはその方個人なのですが、そういった超個性的な個人の方たちをまとめて「客層」と表現させていただきました。
今度も「接客業を選ぶ際には、取り扱い商品やサービスよりも客層をチェックする。」ということを、意識して仕事選びを行いたいと思います(転職する気はありませんが)。
この記事をご覧になって、不快になられた方がいらっしゃったらすみません。あくまでも、一個人が感じる事ということで納めていただければ幸いです。
仕事の選び方シリーズ(?)は、またちょこちょこ書いていきたいと思います!
「ありがとう」といわれる販売員がしている6つの習慣 お客様はあなたの接客で購入を決めている! (Do books) [ 柴田昌孝 ]
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