毎年この時期になると、「夫の実家に帰省するのがブルー」という話題が増えますよね。私も親戚づきあいが苦手なので、その気持ちは良く分かる……つもりです。いや、実際に体験していないので、「独身のあなたにこの気持ちはわかるまい」と言われればその通りなのですが。
さて、おひとりさまのお正月といえば、気楽なイメージがあります。確かに、私自身も嫁いだ方に比べると本当に楽なんだろうなぁと思います。
ただ、実家暮らしの場合、ちょっと肩身が狭いのです……。
おひとりさまのお正月は肩身が狭い
お正月に限らずなのですが、親戚が集まったり顔を合わせたりする行事があると、年々肩身の狭さが増していきます。親戚（主にいとこ）たちはどんどん結婚をしてゆき、さらにどんどん出産をするので、結婚相手や子どもたちで人数が膨れ上がります。
そんな中で、ただ一人変わらない私。大人になってからは見た目もそう変わるものでもないので、私の周りだけ時の流れが止まっているようです。もちろんみんな良いヒトなので、責められることはないけど、でもなんとなく居づらいんだよね。
最近は少し減ったものの（なぜなら、いとこたちが結婚したから）、親戚での集まりが多い家系（？）なので、この空間がいたたまれない……。
いとこの子どもにお年玉を上げた方が良いのだろうな……と思いつつも、母に言わすと「結婚祝いも上げるばかりだから、お年玉は上げなくてもいいじゃない。（母は子供たちに渡している）」とのこと。
でもそれじゃ、かっこが付かないというかなんというか……。見栄っ張りなだけなんですが。ただ、いとこの数も多いので、いとこの数×2人（程度、子どもの数ね）となると、その金額は膨大です。
近年は、お正月に親戚が集まることはなくなりましたが、それでも気を遣わせないように不意打ちであいさつに寄ってくれたりもします。それがあるから、あまり変な格好をしているのもなぁ……と思い、お正月から気が休まりません（泣）。
顔を出してくれるのはありがたいのですが、願わくばダラダラゴロゴロ過ごしていたい。大人ばかりの家庭に暮らす、おひとりさまの特権じゃないか。ダラダラできないのであれば、いっそのこと家に居たくないとすら思ってしまうのです。
再来年の野望は正月を自宅以外で過ごすこと！
来年はもう無理（本気を出せば無理ではないのでしょうが、気付くのが遅かった！）なので、再来年の野望になりますが、家でいつ来るか、そもそも来るかどうかも分からない来客（というか親戚）に備えて、化粧をしたり着替えたりしなければならないのなら、（家着があまりにひどすぎるので……）、いっそのこと旅行先でお正月を迎えるのも良いのでは？という考えがひらめきました。
高級じゃなくても全然良いので、しっぽりと温泉宿でお正月を迎える。大晦日に旅館のご飯を食べて、紅白見て（いや、点けてるだけでスマホを触ってるかも？）、ゆく年くる年みて寝る。
翌朝は、新年早々もう一度温泉に浸かって、観光をして……親戚がいつ来るかわからないからもう1泊して(笑)。あぁ、妄想が広がります。
妄想ついでに、もっとあわよくば、誰かは知らないけれど素敵なパートナーと年末年始の温泉旅行なんてグッときますね。（普段は結婚願望ないくせに、こんなときだけ都合が良い）
以前、ある程度歳を重ねた今だからこそ、若い頃より気楽に結婚できると言った友人がいました。「子どもいつ？」問題にもさらされることもなく、お互いある程度一人に慣れてるから干渉しあわず、個人を尊重しながら生活できる。それでいて、お互いにとって信頼できるパートナーになる。
もしかしたら、結婚している方からすると「そんなのは夢物語よ。現実はそんなもんじゃない。これまで育った環境が違う人間同士が一緒に暮らすんだから。しかもこの年から結婚なんて、すぐに介護問題が待ってるわよ！」と諭されてしまうかもしれませんが、妄想くらいいいじゃない。
友人の考えを聴いてから、確かに年を重ねた今からの結婚ならアリかもしれん！なんて、うっかり思ってしまったり。ま、思っただけですぐに結婚できるようなタイプなら、今までひとりってこともないのでしょうが。。。。
おひとりさまの正月は肩身が狭い話から、すっかり妄想の世界に話がそれてしまいました。
2020年のお正月はちょっとお出かけしてみよう！
今から温泉旅行の計画を立てるのはあわただしいので、せめてちょっとしたお出掛けはしてみようと思います。家にいなけりゃ、肩身の狭い思いをすることもないですものね。後は、家族からいかに「逃げてる」と思われず、「正月ならではの外出」をするかだな。
逃げてることがばれたら、いい年して（私）、いい年した親に怒られますからね（汗）。自然で尚且つ心から楽しめて、2020年もいい年になりそう！って予感できるようなお出かけを楽しみたいと思います。
このムック、全国版をつくってください(笑)
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