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「当日公演中止」に怒る人を見て思い出した話

おひとりさま日記

コロナ化になってからは、エンタメ関連で当日の「公演中止」発表が少なくありません。つい先日もTwitterでとある舞台の当日公演中止を知りました。

その時に、色々な意見を見て思い出したことがあるので今日はそのお話をしようと思います。

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長引くコロナにエンタメ業界が苦しむ

夏前には落ち着いていた感染者数。第7波は私の想像以上に長く続き、ニュースでも「高止まり」という言葉が使われていました。ただ、今回のお盆は行動制限などはなく、旅行、帰省などを楽しまれた方も多かったかと思います。

さて、そんな中のエンタメ業界。最近は以前よりもフレキシブルな対応が見られるようになり、万が一公演関係者に感染者が出た場合でも、代役を立てる、感染者を除くメンバーでLIVEを実施するといったこともあるようです。

ただ、中にはそういった対応が難しい場合もあるようで、劇場内に入り座席に座ってから「公演中止」が発表されることもあります。1人の観劇好きとしては、自分が見に行っていなくても公演中止のお知らせは悲しいものです。

当日公演中止への様々な意見

つい先日も、某舞台で当日に公演中止が発表されたようです。Twitterで知ったのですが、公演中止を悲しむツイートがたくさんありました。多くの方は感染者の方や運営会社を気遣う言葉を書かれていたのですが、中には「当日中止はありえない!!!」と怒りをあらわにされている方も。

確かに遠方から新幹線や飛行機で出かけての当日中止なら、つい怒りが大きくなってしまう方もいらっしゃるでしょう。そこまでは悲しみの先の怒りかなと思えなくはないのですが、「公演中止は悲しいけれどしかなたない」派の方を攻撃するような発言も見られました。

その方の主張は「そんな生ぬるいことを言ってるから、当日になって簡単に公演中止を発表されちゃうんだ」そう。さらには、「当日公演中止にしなくてもいいように、もっと備えておくべきだ。何回こんなことを繰り返せば気が済むのか。本当に遠方からく来る客のことを真剣に考えているのか」と、運営側の危機管理の物足りなさを指摘する声も。

さて、この意見みなさんはどう思いますか?まぁ人には個性があるので、当日公演中止になって悲しむ方だけではなく、怒る人、腹が立つ人もいるでしょう。

でも、「運営の危機管理が足りない」だとか「交通費、ホテル代返せ!」は、私としてはちょっと言いがかりに近いものがあるんじゃないかと思うんですよね。

なぜならこの時期……というか、コロナ禍の前からチケットを購入する時点で「やむを得ない事情で公演が中止になることがある」ということはしっかりと提示されているわけですから。

決まりごとがあって「まさか本当になるとは思わなかった」「私は知らない、そんな細かい注意文読んでない」っていう言い訳は通じないと思うのです。(実際に通じないから交通費、宿泊費は返してもらえないわけです)

ましてやこのご時世。チケットを購入するときに「もしかしたら中止になるかも」と覚悟する方の方が多く、それでも見たいから一か八かで購入するのではないでしょうか?また、本当はものすごく行きたいけれど、当日中止になるかもしれないから劇場まで遠いのでやめておこうとあきらめた方もいらっしゃるでしょう。

それなのに、当日公演中止になって感染者を気遣う方を攻撃するのは……なんだかなーと思います。中止になる可能性があることを承知のうえで購入したのにね。

今回の件で思い出したこと

そして、当日中止にひどく乱暴な言葉で運営をののしっている方や、「悲しいけどしょうがない」派の人の文句を言っている人たちを見て思い出したことがあります。

数年前、とある学術研究のために被験者を募集していました。ちなみに内容は、危険を伴うようなものではありません。詳しくは書けないのですが、ざっくりと言うと、被験者は趣味を行いながら謝礼5万円がもらえるというオイシイ内容でした。

募集要項にはいろいろなことが明記されていたのですが、その中に「〇月〇日~〇月〇日までの間、必ず実行できる方のみ応募可」はっきりと書かれていました。なんなら、それが第一条件くらいの勢いです。実験を行うのですから、途中で「やっぱりできませんでしたぁ~!」では話になりませんよね。当然です。

そして、多数の応募者(と思ってるのですがどうでしょ?)から選ばれた2~30名が説明会に出向きました。そして研究を行うための実験内容の説明があり、「ご質問がある方は?」の質疑応答の時間になったときのことです。

ひとりのバリキャリを気取った風の女性がさっそうと手を挙げて「あの~もしこの期間中に出張がはいって実験が続けられない場合ってどうすればいいですか?!」と。この時点で、私をはじめとするその場にいたメンバー全員が「はぁ?」と思ったと思います。

その方がどのような仕事内容かはわかりませんが、基本的には出張先でも続けられる実験だと私は感じました。そして先方も、「多少時間を変えても構わないので、できるだけ指定した内容に近い状況で続けていただければ……」とのこと。

というか、本来出張の予定があり、続けられないかもしれないのなら応募資格がない人なんですよ。そしてこの回答で引き下がるかと思いきや、そこから「でも、でも、でも」の反撃

運営の方が優しく同じような言葉を繰り返しても「でも、もしできなかったら?(私、飛び回ってるんで!)」「でも、私出張があったら断れないですし」「海外だったら時差もありますよね?」みたいな感じでものすごく反論してくるんです。しかも現時点では出張の予定はないんですって(もう、おまえ帰れよ。って全員思ってたと思う)。

私はこの不毛な時間と勝手な言い分にかなりイライラしていました。運営の方は一応会社を背負っているので丁寧に答えなきゃいけないでしょうから、私が手を挙げて「じゃぁなんで応募したんですか???応募条件に書いてましたよね?」って聞こうとしたまさにその時!

運営の方もさすがにこんな無駄な質疑応答に5分も10分も使ってられないと思ったのでしょう。部屋の空気もかなり怪しいものになってきていたこともあり(ほかの被験者もあきれ返っている状態)やっと「では……今回は残念ですが、当然こちらとしても出張を優先していただくべきだと思うので被験者をお願いできないということになりますねぇ……」と言ったその瞬間。

「あ。でもまだ出張の予定はないんで。このまま続けられます。」って言ったんですよ????……な・ん・な・の・よ・あんたは!!!

と言ったことがあったなぁ~と思い出しました。チケットもそう、被験者もそう。最初に示された応募条件に納得できないなら応募しちゃいけないのよ。自分勝手すぎるだろって話ですよ。と、イライラしてしまいました(笑)。

できる女自慢したかったのかな?

長~い愚痴になってしまいました、すみません。ここまでお付き合いしてくださった方、ありがとうございます。それにしても何だったんだろうあの10分。世界を飛び回ってる、できる女を演出したかったんだろうか?

それにしては、5万円に目がくらんで応募&参加したわけでしょうし。私も当然研究内容にかなり興味がありましたが、5万円に惹かれて応募したクチですから。

さて、エンタメ業界。1日も早くコロナが終息して、諸々の心配をせずにエンタメが楽しめる日が来ますように。そう祈るばかりです。

*当日公演中止になって「せっかくだからかわいいスイーツを食べに行った」「ゆかりの地めぐりをした」「昼から飲みながら友達と推しについて語り合った」っていう方々もいて、パッっと転換できる切り替え力が素敵だなって思いました。

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